ゾイドキット撮影 ライティング


前回はゾイドキット特有の影の存在について説明しました。今回は出来るだけ影を薄くする方法を記載しています。高度な内容ではなく万人向けにあまりお金が掛からない方法を記載しています。

 撮影環境が一式になっているフォトスタジオや専用の照明器具はどれも高いので、ここでは出来るだけ安く済ませて、撮影環境を変える方法を説明します。強い影が出来ているときは反射板などを追加するより、単純に照明を追加することで綺麗な写真が撮れます。

用意するもの

↑クリップライト。ゾイドはサイズがバラバラなので、自由に調整出来て机に固定できるクリップタイプを選択。電球別売りならホームセンターで1500円前後で購入できます。

↑LED電球。私の撮影環境は少し暗いのでボール型の100形相当の明るいものを使用していますが、元から十分な明るさがあるなら60形相当普通の電球でもいいと思います。色は「昼光色」(青みのある強い白)を使用しています。「昼白色」(優しい自然な白)でもいいでしょう。通常の電球よりボール型の方が光が拡散されるようです。

↑トレーシングペーパー。本来の用途は複写ですが、光を拡散させる性質があるので使用します。画材売り場以外に100円ショップでも買えます。


あくまで一例ですがクリップライト1800円×2、ボール型LED電球100型相当1400円×2、トレーシングペーパー100円で計6500円ぐらい。60型相当の普通のLED電球なら2個セットで1200円ぐらいなので、計4900円ぐらいで済みます。

 クリップライトやLED電球なら撮影しなくなっても、使用用途があるので、無駄な買い物になりにくいと思います。

↑クリップライトにLED電球を取り付け、光を拡散させるためにクシャクシャにしたトレーシングペーパーを被せます。写真は分かりやすくするためセロテープで雑に付けています。

↑部屋や私物が写ってしまうので、カットしていますが、左右にクリップライト置いています。下の写真がスイッチオン時の様子。影が薄くなって、全体がキレイに写っています。

それでは照明追加の効果を見てみましょう

その差は歴然です。

もはや別物ですね。

単に影が薄くなるだけでなく、残った少しの影も柔らかく変化しています。足元にも光が当たるとキット全体がしっかり写ってキレイに仕上がります。


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