ゾイドバトルカードハンター

ジャンル=カード 機種=アーケード
オススメ度 ★★★


管理人レビュー

強制開放!財布デスブラスト!!  



 全てのカードを集めようとすると間違いなく財布がデスブラストするが(したが)、個人的には楽しんだ方だと思います。ただ、万人にオススメ出来るかと言われるとかなり微妙なゲームでした。

 2006年に稼働していたゾイドカードコロシアム以来のゾイドのアーケードゲームで、あちらが単純なジャンケンバトルに対して、こちらはより複雑なキッズマシーンでした。コロシアム時の2006年は小学生たちと一緒に並んでいたが、さすがに2019年時の年齢と外見では厳しいと、自分の成長(?)を知ることができたので、人の居ない時間にプレイすることが大半でした(…冷静に考えると2006年時でも子供と並ぶのが厳しいのは禁句)。

 ゲームシステムはゾイドカード3枚とバトル支援カード1枚でバトルとなります。ポイント合計を20でパワーアップしたり、時にはポイントオーバーでゴリ押しが通じるのもコロシアムと同じでした。一部のボスを除けばワイルドレアでなければ勝てないわけでもなく、CPU戦は気軽に楽しめるのもいいところ
 バトルの基本操作はコマンド入力と連打。レバガチャでも対応できるが、スピードが落ちると後半で追い抜かれることもあるので注意。ブラスト発動は前のタイミング入力が好きでしたが、途中から万人向けに連打とレーダー操作に変更され誰でも最高状態で発動させやすくなりました。

 キッズマシーンとは言え、ゾイドのモーションはしっかりしていて全ゾイドの動きをしっかり見させていただきました。音楽も一部のバトルで流れる「覚醒」、「絆ワイルド」は良く、自分の年も忘れて画面に熱中しました。特に超ガチつよボスで流れる「絆ワイルド」の臨場感は素晴らしく、初手からブラスト発動で特攻する自分のゾイドの姿が今でも想像できます。

 カード自体は反りがあるものの、ゲームオリジナルカラーや過去ゾイドのカラーを再現したバリエーションはカッコよかったです。カードが他のゲームと共通のため右側に切り取り部分があるのが残念。右側は切り取ってもゲームに支障はありませんが、基本的にそのままでプレイ、保管しています。

 セブカを使ってステージ進行、ゾイドコイン、階級を保存し特別なカードをゲット出来たり、早い者勝ちのアーマーキャンペーンが開催されたり、QRコードで特別なバトルや漫画版のバトル支援カードが入手出来たりとコロシアムにはなかった要素がたくさんあり、時代の変化を堪能させて頂きました。


ここから問題点

 プレイした人なら分かりますが、このゲームはとてもお金が掛かります。1プレイ100円と思っていると恐ろしい金額でお金がデスブラストするので注意。

 具体的には
@一部のカードの遭遇率とドロップ率が非常に低確率であること
A一部のゾイドは勝利ボーナスで判別できず、連コインして外れがあること
Bワイルドレア確定している場合でも最高で500円の連コインが必要になること


@の非常に低い遭遇率とドロップ率はその通りで、特定のゾイドだけがさっぱり出てこない乱入ゾイド。何度も何度も戦わないとドロップしないゾイドなどが挙げられる。商売なのだから簡単に出ては…と言うのも理解できるが、さすがにブレードライガーミラージュでやりすぎた感がある。ミラージュは解放後に平均で100回前後戦う必要があり、出ない人は200回以上でも出ない。1プレイ100円ではあるが、コンコルド効果で一気に持っていかれるので注意。

 他にも新弾稼働時から実装されているのに一部の乱入ゾイドだけが全く出てこなかったり、一部のキャンペーンゾイドに万単位の金が掛かったりと財布に厳しい仕様になっています。この仕様で辞めた人が多く、もう少し確率を高くすべきだったと思います。ちなみにブルブーストについては10万でも足りず、20万ぐらい必要になるゾイドもいます。そんなカードが普通にネットに出ているのだから恐ろしいです。

Aの確定しない勝利ボーナスについては、一部のボスゾイドは勝利ボーナスにアイコンが出現しても、その時点ではワイルドレアか判別できず、発掘して確認する必要があります。そのため散々掘ってからスーパーレア以下でした…という展開があり騙された感が強いです。発掘レーダー内に該当アイコンが3つでも全てノーマルカードという酷い組み合わせもありました。アイコンが出てもワイルドレアの確率は低かったので、ここでは連コインしない方がよかったかもしれません。

Bの勝利ボーナスでワイルドレア確定している場合でも、発掘レーダーの1/6からの出現なので、「最初の1プレイ+連コイン5回で計600円」が最高で必要になります。もちろん最初の1回で出る時もあるのですが、確定してからも連コインで持っていかれる印象が強いです。大人はともかく、ここでの連コインは子供には厳しい印象があります。


 このように出るまでプレイする単純作業や瞬間的な連コインでかなり金が掛かりました。プレイしていると簡単に最新ゲーム機やプレミアゾイドキットなども軽く買える金額に達します。アニメの展開やマンネリもあるのでしょうが、1弾、2弾までは賑わっていましたが、それ以降は子供たちが少なくなった印象(管理人の地域だけかもしれませんが)。子供たちにもう少し遊びやすいシステム良かったかと思いました。他にQRコード読み込みでもっと特別なバトルを増やして欲しかったと思いました。 


…しかし


 何かと金の掛かるゲームでしたが、アーケードゲームの特性上、そこでの新しい発見、出来事は単にお金だけでは判断出来ないのが本音だと思います。

★ゲーセン内で会社の人(家族連れ)と遭遇した時の光学迷彩の必要性は高く、ブースト全開で逃げ出したこと。
★カード切れの音が警報音みたいで、周囲の視線が一気に自分に向いた時の恥ずかしさ(あと再起動時間も長い)
★稼働初期にプレイしていたら子供が集まって来た時の気まずさ(子供だけならいいのですが、時間差で親が来るので気まずい)
★実家近くのかつてゾイドインフィニティやゾイドカードコロシアムの置いてあったゲーセンに入った時の懐かしさ
★新型コロナの影響でプレイできなかった時のもどかしさ

★バトハンに限らずこの手のゲームを平日午前中から長時間プレイしている者同士の謎の連帯感(笑)
★バトハンの隣が女性向けカードマシーンで隣に美人が座った時の嬉しさ(?)
★この手のカードマシーンをプレイする人たちの楽しむ姿、筐体の譲り合いの心は年齢、性別、キャラクターの枠を超えて趣味としての素晴らしさを感じました。


…まぁ、文章にすると何とも他愛の無いことに感じるかもしれませんが、これは実際に体験した人にしか分からない楽しさでしょう(詳しくは管理人の思い出ページで)。ゾイドインフィニティやゾイドカードコロシアムもですが、単なる100円ゲームとは言い切れない多数の思い出がありました。
  今回はゾイドインフィニティやゾイドカードコロシアムと違って「完全に一人」でプレイしましたが、休日にバトハンプレイ前提での遠出は楽しく、自分の住んでいる地域の様々な場所を訪れました。単なるゲーセン巡りですが、もしバトハンが無かったら訪れることが無かったかもしれない地域を歩いた時の楽しさは言葉では再現できないと思います。


 このレビューを書く時にはほとんどの店舗から撤去され、別のカードマシーンになっていました。ゾイドインフィニティやゾイドカードコロシアムが撤去される時もほとんどプレイされることはなく、撤去は当然かと思いますが、その時の悲壮感をまた味わうこととなりました。なんだかんだ言って自分の生活の一部となっていたのでしょう。

ありがとうバトハン


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