ゾイドVS EZ

ジャンル=シミュレーション 機種=au携帯電話
オススメ度 ★


管理人レビュー

運ただ、それだけ。

 携帯電話で遊ぶことのできるゾイドゲームとして期待していたゲームでしたが、月額300円とはいえ内容は多くの方にオススメできるゲームではなかったと思います。

 ゲーム内容のレビューとして、オリジナルキャラを使ってのバトルストーリーを時間を越えて行くことができたり、各アニメの世界に行き、仲間になり、アニメのストーリーを簡単に再現しています。携帯電話という特性を利用したネット対戦や3vs3は他のゲームにはなく新鮮さを感じさせてくれました。

 しかし、プレイ上の問題点があります。まず戦闘システムに問題あり。このゲームのほとんどがで勝負が付いています。例えば、こちらがシールドライガーで敵がレブラプターの時、普通に一撃で倒すときもあれば、かすり傷一つ与えることなく負けるときもあります。他のゾイドも同様。なのでこのゲームはどのゾイドが強いのかがよく分からない仕様です。CLVが高いゾイドが強いとか、アニメやバトストで活躍したゾイドが必ずしも強いというわけではないようです。

 戦闘が運で決まってしまうので、ボタンを押したら後は自動で戦闘が進み、負けても運任せで何度でもリトライ(スタミナがある限り)できるので、ゲームとして、楽しめるシステムではないと思います。なので敵の強さというものはほとんどなく、運しだいで進みます。ただ各ミッションのラスボスは全体的に強い傾向にあります。

 登場ゾイドに関してはジェネシスゾイドから歴代ゾイド(旧ゾイドはほとんどなし)までの多くのゾイドが登場。バリエーション機も別機体扱いされるので「ブレードライガーBS(バン仕様)」などの専用機体もあります。ただ、戦闘がシステムが前述の通り、機体それぞれの特徴を出しているゲームとは言えません。運で勝負が決まることが多いですが、一部の機体がステータスとは考えられない強さを発揮することがあるようです。

 グラフィックについては携帯ゲームとしては普通より少し下程度だと思います。一部のキャラクターの顔がゆがんでいることがあり、ゾイドも1コマのみの画像なので、キレイなグラフィック性というものはまずないでしょう。ネット対戦で使用できる戦闘アニメーションはそれなりにキレイですが、戦闘自体が自動進行なので、見ていて楽しいというものではないと思います。

 また、このゲームはデータフォルダにソフトをダウンロードするゲームではなく、プレイするたびに通信料が発生します。戦闘アニメーションオフでも結構、通信料が発生しますので普通にプレイしていては通信料上限の4200円に達してしまいます。

 ※利用回数を制限すれば「ダブル定額ライト」はキツイですが、「ダブル定額」なら通信料2000円で止めることができるようです。しかし、これはあくまでゾイドVS EZをメインに通信しての通信料なので、着うた、待ち受け、携帯ゲームをダウンロードすると簡単に通信上限額になってしまいます。

 また、全てのストーリーをクリアしたとしても日に日に新機体を追加していていますが、ほとんどは機体が1機追加されただけのパターンが多いので、見切りを付けて退会するのがいいと思います。

…忘れるところでしたが、ジェノブレイカーについては通常版、RS、ジェットが存在します。ジェノブレイカーを全体で考えると…もともとゲームの戦闘システムが問題なためよく説明できませんが、強いと思います。(たぶんですが)。



←ムラサメライガー。新機体も追加されていますが、どんな新機体でもゲームの勝敗が運任せの仕様です。
 写真のものはクイックキットのムラサメライガー。定価500円で、簡単組み立てキットとして30パーツ前後のパーツ数で出来ています。写真のムラサメライガー見ての通り、出来が悪いとの評価が高く、顔つきが似てなく、ムラサメブレードは動きません

ゾイドVS EZに戻る