ゾイドタクティクス

ジャンル=シミュレーション 機種=プレイステーション2
オススメ度 ★★


管理人レビュー

プレイしていて疲れるゲームです。

 同じPS2ソフトのゾイドインフィニティフューザーズと同じく、管理人の購入前からも多くのファンを不満にさせたゲームでした。管理人はゾイド好きなので、ゾイドのゲームならジャンルを問わずに購入してプレイしてきました。やはり他の人が言うようにゾイド好きの管理人でも評価を下げざる得ない作品でした。このゲームを簡単に言ってしまうと「劣化PS版ゾイド」と言った感じです。キャラクターの登場はPS版にはない新要素ですが、戦闘システムが問題で、劣化版ゲームとなってしまう内容でした。

 具体的な戦闘システムは同じシミュレーションゲームなので似ているのですが、タクティクスは戦闘ムービーが長く、演出もイマイチ迫力がありません。さらにはこのゲームでEX技と呼ばれる攻撃(荷電粒子砲や必殺の格闘攻撃など)がHP30%以下でないと使用できない設定で、荷電粒子砲搭載ゾイドはどんなにレベルが高くてもHP30%以下にならないと荷電粒子砲を撃てない仕様でした。

 また、全体にも言えることですが、ゲームの進行がやたら遅くてプレイしていてストレスを感じることが多かったと思います。他にもコントローラーの操作も使い勝手が悪く、プレイしにくいゲームというのが印象に残りました。

 登場ゾイドはシールドライガー、セイバータイガーといったアニメでもお馴染みのゾイドから公式ファンブック4巻に紹介されているゴジュラスギガ、セイスモサウルス、ライガーゼロフェニックス&ファルコン、エナジーライガーたちが登場!さらにはクリア後の隠し機体としてジェネシスのムラサメライガー、バイオメガラプトルが参戦しています。

 登場キャラクターは初代アニメ(無印、GF編ともに)キャラが一通り登場し、バトルストーリーからはレイ・グリック、アーサー・ボーグマン、リッツ・ルンシュテッド、ルドルフ(子供、青年ともに)、ルイーズ大統領、ヴォルフ・ムーロアなどが登場。さらにVSシリーズのキャラや/ゼロのキャラも登場しています。

 ストーリーは初代アニメとバトルストーリーをリンクさせた内容になっていて、どちらも見たことのある管理人は楽しめました。その反面、どちらかを見たことのない人にとっては話が分かりにくかったり、伏線となる言葉が意味不明になることが予想されます。初代アニメの再現とはいえ、簡略化されている場面が多く、原作と台詞が違う場面を多く見られました。
 バトルストーリーの方は公式ファンブックが4巻で終っているので、4巻以降のバトルストーリーが再現されていてよかったです。ダークスパイナーのジャミングウェーブの恐怖、共和国の切り札ゴジュラスギガ、超長距離射撃用ゾイドセイスモサウルス、集光パネル装備の凱龍輝、次世代機エナジーライガーなど公式ファンブック4巻の巻末で新ゾイド紹介のみに終っていたゾイドたちがしっかりと活躍してくれた点はよく、ここはこの作品の評価できる点だと思います。

 ただ、その点を楽しむ前に先に述べた難点が大きく、ゲームとしてはいい評価は出来ませんでした。戦闘システムが長く、面倒な仕様なのでストーリーを楽しむ前に飽きてしまう人が多かったようです。実は管理人もまともにはプレイしておらず、パスワードを使用しました。なのでゲームのストーリー上では

ネオゼネバス帝国よりも先にセイスモサウルスを実戦に投入しました。

 セイスモサウルスがいると戦闘がかなり楽に進みます。チマチマした戦闘に飽きてしまった方はセイスモサウルスを使ってはどうでしょうか?(※注意 セイスモサウルスを使ってプレイしていてもストレスは貯まります。)

 最後に気になった点としてはデータのセーブ、ロード時間がやたら長いこと。ロードはともかく、セーブ時間が異常に長く、計ってみたところ管理人の薄型PS2で平均15秒以上掛かりました。そんなに記憶する量が多いとは思えませんが、このような点もプレイしていて疲れるゲームという評価に少なからず入っていると思います。

 プレイしにくいゲームとして印象が強いゲームなので、全体の進行スピード、戦闘システムなどを改善すればもっと楽しめるゲームになったと思います。


セイスモサウルスのパスワードはこちら

名前

パスワード

ブルーセイスモサウルス

4H57B54K

セイスモサウルスRSS

9UP4LAL7



←バイオメガラプトル。ゲーム中、ムラサメライガーと同じく隠しゾイドとして登場するジェネシスを代表するゾイド。
 写真のものは200円カプセルトイのゾイドアクションアートコレクションのバイオメガラプトルです。ただ、メガラプトルは2足で自立しているため、足の分割パーツが外れやすいのが難点です。

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