ゾイドバトルカードゲーム
陽動捕縛

 今回はゾイドバトルカードゲームの「陽動捕縛」について語る。

 こちらはブースターパック5のイベントカードで、敵ゾイドに自ゾイドを隣接させることで、そのターンの敵ゾイドへの命中判定が+1される代わり、隣接している自ゾイドも同じダメージを受けます。さらに自ゾイドが隣接している限り、いかなる効果でも敵ゾイドは移動できなくなります。他のフォーメーションとは異なりますが、一応フォーメーション扱いです。

 効果がややこしいですね。結局、何がしたいんですか?

アイアンコングが大好きなゴジュラスに抱き着き、周囲がヒューヒューと盛り上げている状況だ。ただのカップルのイチャイチャだ。

 絶対、違うと思いますけど…

 イラストはアイアンコングがゴジュラスを捕まえて、後ろのレッドホーンとマルダーがアイアンコングごとゴジュラスを撃っているのでしょう。相手の主力を潰すための作戦でしょう。

 でもなんか自ゾイドが勿体ない気もしますけど

 命中判定+1は重要なので、隣接するゾイドは瀕死のゾイドにすることでデメリットを軽減します。また、最後の自ゾイドが隣接している限り、いかなる効果でも移動できない点を活かして、回比率の高いゾイドを隣接させ、相手の主力を封じ込めるのもいいでしょう。

 この自ゾイドが隣接している限り移動できない効果って永続効果ですか?

 明確な記載がないので分かりません。フォーメーションと考えれば1ターンだけですが、使い勝手がかなり悪い気もします。普通に命中判定を上げた方がいいわけで、私は勝手に隣接している限りずっと移動できないと思っていましたが、それだとかなり強いですね。

 隣接している限りずっと移動出来ないだといろいろ戦術が生まれそうですね。

2人の愛は永遠のものです。引き裂くことなど誰にも出来ません。

 無視して話を進めますが、フォーメーション系のカードは全体的に使い勝手は悪いです。ゾイドのサイズや数が指定されていたり、命中判定で外れると全てが水の泡になってしまいます。よほどの追加ダメージがない限り普通に攻撃した方がいいと思います。

 フォーメーションっていうとカッコよくて使いたくなりますが、実用性は厳しいんですね。

 夢はありますが、回避、妨害手段豊富な本ゲームでは決まりにくいと思います。

イラストを見て「イチャイチャしてんじゃねーよ」と思ったのは私だけでないはずだ!!


 あなただけです。

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