ゾイドバトルカードゲーム
後方警戒システム

 今回はゾイドバトルカードゲームの「後方警戒システム」について語る。

 こちらはブースターパック2のイベントカードで自ゾイドの向きを変えることが出来ます。ゾイドの向きによって射程が大きく変化します。攻撃力、特殊能力が変わるゾイドもいますので、向きを変更出来る利点はあります。

 射程は分かりますが、攻撃力や特殊能力ってどういうことですか?

 例えばブレードライガーなら側面の格闘攻撃は攻撃力がアップします。また、正面からのダメージを常時軽減します。レーザーブレードとEシールドを再現した能力でしょう。

 逆に相手が攻撃してくる場合は射程外や特殊能力が働かない向きから攻撃して来ることが多いので、その場で向きを変更出来る点は便利だ。

 なるほど。

 ただ実践では微妙だ。

 え? 便利なのでは?

 便利だとは思いますが、移動系カードで相手か自分自身を直接動かした方が使い勝手がいいです。射程外に逃げれば攻撃はキャンセルされますから。

 移動系カードに記載はないが、移動後に向きを決定できるので、ほとんどこのカードの上位互換みたいなもんだ。

 また移動系カードですか。

 同じカードレベルCに「緊急回避」(効果はゾイドを1マス移動させる)がありますからね。基本的にあちらの方が便利です。

実践では微妙だと思うが、当時、現実世界に欲しいと思ったな。

 どういうことですか?

 子供の頃ゾイドキットを買おうとレジに並んでいる時や会計時に限って、

 仲が微妙な人に会うことが多い!(しかも友人を数人連れて)

 あ〜分かります。仲のいい友達でもなく、全く知らないわけでもなく、クラスや町内会が一緒だけど…な関係ですね。

 あと、ある程度の年齢になると親と一緒にいるところを見られたくなくて、そういう時に限って無駄にエンカウントしますよね。分かります。

 しかも、それまで周囲には気配も感じなかったのに急に出てくるから困る。光学迷彩のヘルキャットの恐ろしさを身をもって体験したよ。後方警戒システムでいち早く探知してエンカウントを回避したかったな。

 トラブルの時に限ってみんなに会って見られたり嫌ですよね。

 カードの話になりますが、移動系カードの下位互換のようにも感じますが、特定のカードとのコンボやルールの解釈によって変わると思います。ここで紹介したものは一例に過ぎませんのでご了承下さい。

 子供の頃、大きなゾイドキットを買った帰り道に、中途半端な仲の人に会って職務質問されたのは私だけでないはずだ!!

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