ゾイドサーガ2

ジャンル=RPG 機種=ゲームボーイアドバンス
オススメ度 ★★★★★


管理人レビュー

ライトニングアタック!!

 オススメ度が★★★★★のように非常にいい作品に仕上がってます。登場ゾイド、登場キャラ、戦闘シーン、ストーリー、グラフィックが大幅にパワーアップしていて傑作といえる出来でした。


 主人公ゼルはパッケージではなかなかのイケメンですが、ゲーム内では優しい表情です。それで主人公とヒロインが14歳と13歳という設定は無理があると思いましたが、好感が持てるキャラでした。登場キャラもVS、サーガ1のキャラも加えてにぎやかになり、歴代主人公のみでのパーティーも組めてよかったです。前作同様に作品を超えたキャラの会話は聞いてて面白かったです。

 登場ゾイドは最新ゾイドに加えて、新たにゾイドブロックスが総登場。オリジナルゾイドも多数登場しています。隠しゾイドとしてサイバードライブゾイドや伝説のキングゴジュラスとギルベイダーが出るのはいいと思いました。特に後者が2体揃うのは実は邪神復活 ジェノブレイカー編以来だったりします。いつでも気になるジェノブレイカーですが、サーガ1同様に安定した実力を発揮する強力ゾイドです。グラフィック、強さ共に申し分にないいいゾイドです。シャドーが合体したジェノブレイカーの収束荷電粒子砲なんか手が付けられませんでした。

 戦闘シーンは前作までの狭いなフィールドが開放され見やすくなっていました。デッキコマンドも「マトリクスドラゴン合体!」や「アローファランクス」といったバリエーションが増えていて評価できる点です。

 グラフィック性能は素晴らしく、ゾイドのギミックの忠実に再現し、さらにキャラクターの表情も前作とは比べ物にならないほどに鮮明になっています。リーゼのグラフィックを見れば一目瞭然でしょう(変わりすぎて逆に分からないかもしれませんが)


 前作までは弱かった敵も並の強さを発揮するようになり、RPGらしさが出ています。ラスボスのデスメテオはラスボスに相応しい強さとHPを見せてくれました。強さに関係した話になりますが…、


オーガノイド持ちが強すぎる! 


 ゼル、バン、レイヴン、リーゼが該当します。元々パイロットステータスも高く設定されているのに加えて、 搭乗ゾイドがオーガノイドと合体するとHP、EPともに上限を超えて回復し、ほぼ全パラメーターがあり得ないくらいに上昇します。実際のオーガノイドもあれくらいの強さを持っているんでしょうが、強すぎて他のキャラが使いにくくしているようにも思えました。GF編好きの管理人としてはいい設定なのですが、ちょっと桁外れの強さ。
 他には「複数射撃」のスキルを持つキャラクターは敵に大ダメージを与えれるので、非常に強力です。

 ストーリーは前作が無印、GF編がメインだったのに対して、本作は/ゼロの世界が中心でゾイドバトルをしながら進んで行きます。オリジナルのブリッツタイガーはトリニティライガー以上に好感が持てて好きなゾイドになりました。パルスと合体後の「ライトニングアタック!」は何度も使わせてもらいました。

 他にもゾイドのカラー変更が自由になっていたり、戦闘アニメーションのショートカットがボタン一つで出来たり、前作のアトレーが一言も喋らなかったのに対して、主人公の攻撃時の台詞をプレイヤーが変更することができたり(ちなみに本作ではアトレーはちゃんと話します)、チャレンジングモードが新たに登場していたりと内容盛りだくさんのソフトです。

 とはいえ、どんな良ゲームでも難点はあり、この作品では戦闘中の音楽の音質の悪さが目立ちます。音楽自体は悪くないのですが、音質がやたら低音質になっています。他にもサーガシリーズ共通ですが、大小に関係なくバグが多いので、次作からは気をつけて欲しいです。

 人の価値観はそれぞれですが、非常にいい作品ですと管理人がオススメしますので、買って損はないと思います。 



←ブリッツタイガー。ゲーム後半、ゼルが搭乗するゲームオリジナルのトラ型ゾイド。背中のボルタキャノンで相手をスタンさせ、レーザーサーベル、ライトニングアタックで相手を倒す格闘型。ライトニングアタックは腹下の装甲を頭部に装着し、雷のごとく特攻する本機最強の攻撃。
 写真はゾイドコレクション10弾のブリッツタイガー。未来を予測させるデザインで人気なオリジナルゾイド。

←オーガノイド・シャドー。レイヴンのジェノブレイカーと合体するオーガノイド。ゲーム内では全パラメーターをあり得ないレベルにまで上昇させてくれます。他にはゼルがパルス、バンがジーク、リーゼがスペキュラーといった組み合わせになっています。
 写真のものはゾイドミニコレクションのシャドー。

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