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管理人レビュー ギガキック連打! ゾイド初の格闘ゲームということで発売前に不安が出たゲームでしたが、その不安を取り去る非常に楽しめるゲームになっていました。美しい戦闘グラフィック、簡単操作で必殺技(EX技)が発動、カスタマイズの豊富さ、各パイロットの決め台詞などが人気の秘訣ではないでしょうか。 登場ゾイドは全13体でブレードライガー、コマンドウルフ、ライガーゼロゼロフェニックス、ディバイソン、ゴジュラスギガ、凱龍輝、セイバータイガー、レッドホーン、アイアンコング、ジェノブレイカー、バーサークフューラー、デスザウラー、ライガーゼロです。それぞれのゾイドの特徴が格闘、射撃、機動性、必殺技、カスタマイズの向上性でしっかりと再現されています。 なお、デスザウラーとライガーゼロは最初からは使用できず、ゲームのクリア状況に合わせて使用できるようになっています。 登場キャラはゲームオリジナル主人公のケインを先頭に、ストーリーモードの中心となるフューザーズキャラが登場、バン、ビット、ザン、ゼル、アローたち作品からも多数キャラが登場しています。各キャラにはパラメーターがあり、操縦力、格闘能力、射撃能力の三つが与えられています。フューザーズキャラが優遇されていますが、やはりレイヴン、ベガは最強クラスの戦闘力を誇ります。 ストーリーモードというのも存在して、主人公ケインを中心とするストーリーになっています。ケインはパッと見 他の歴代主人公キャラに比べてイマイチ物足りない感じがするかもしれませんが、しっかりとした意思を持ち、好感の持てるキャラになっています。ストーリーは格闘ゲームなので短いですが、一通りの物語が出来上がっています。 コンピューターは並の強さで、ガードするところはしっかりとガードしてきます。ガードや投げの出し方は上手いのですが、やはりハメ技や2点同時攻撃などには弱いようです。ラスボスはお約束のデスザウラーで、カスタマイズされていて、改造ゾイドのデスキラーズに近い姿になっていました。そこそこ強くラスボスとしては十分だったと思います。 各ゾイドの単体としての強さですが… 大型ゾイドが強すぎる! デスザウラーとゴジュラスギガが該当しますが、格闘能力、装甲が異常に高く、他のゾイドに対して圧倒的な強さを見せ付けてくれます。デスザウラーはともかく、ゴジュラスギガは最強機体で、コマンドで↑(↓)+×のキックだけでコンピューター戦はかなり楽に進むでしょう。さらには必殺技の「封印武装 32門ゾイド核砲」に加えて、デスザウラーの荷電粒子砲でさえも無効化する「ハイパーEシールド」を初期装備として装備しています。設定どおり射撃武器はありませんが、カスタマイズすれば当然、ロングレンジバスターキャノンも背負え、不動の最強機体になっています。 この設定でゲームバランスが崩れた感じがしますが、管理人として大型ゾイドはこれくらいの強さがあってもいいと思いました。 ジェノブレイカーは格闘ゾイドなだけに格闘面ではなかなか強力なゾイドなのですが、初期装備にウエポンバインダーを外さないと戦いにくい機体です。ウエポンバインダーを装備していると、□ボタンでのエクスブレイカーでの連続攻撃のあとに続けてバインダーを発射してしまい、操作不能になり敵からの反撃を受けやすくなるからです。バインダーを外してさらにエクスブレイカーを装備してさらなる格闘の連続攻撃を狙いましょう。 さらにブレイカーの特徴としてはワイヤーアームを伸ばしての投げ攻撃があり、これがなかなか強く、距離を取った状態での主力攻撃となります。しかし、ジェノブレイカーはアニメのようなEシールドを持たず、防御面に欠けるところがあります。また、格闘は優秀ですが、バーサークフューラーのマグネーザー攻撃はさらに使いやすく、回復も早く フューラー自体もEシールドを持ち、どうしてもブレイカーが劣っている感じがします。 ゲームの難点としてはやはり、登場ゾイドの少なさです。全13キャラと格闘ゲームとしては極端に少ない数ではないのですが、ゾイドとなると少なさを感じるプレイヤーは多く、カスタマイズが豊富そうなジェノザウラー、シールドライガーの登場を望んだプレイヤーが多いようです。 とはいえ、その面白さは好評でPS2ソフトの中では最高作品との呼び声の高い作品ですので是非プレイしてみてください。 |
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