ゾイドバトルカードゲーム
西方大陸戦記

ジャンル=カードゲーム 機種=PS オススメ度 ★★


管理人レビュー

敵が弱いし、テンポが悪い。

 ボードゲームの要素が入っているため、思考が複雑になるのかコンピューターは非常に弱いです。ボスのデススティンガーを含め、ストーリー全体として共和国、帝国と苦戦することはなかったです。

 登場ゾイドは、登場カードがスターターパックから第2弾(第3弾のカードも一部登場しますがゲームに使えないものもあり)+ライガーゼロの仕様になっていて、全カードを通して使えるカードと使えない(使わない)カードが結構はっきりしてしていました。

 登場キャラクターについては、レイ、ハーマン、プロイツェン、ハンナなど実際のカードのパイロットが一部ストーリー上にプレイヤーと会話する形で登場します。当然パイロットカードとしても登場し、攻撃時にはそれぞれの台詞を放ってくれますが、ゲーム自体の敵が弱いため、迫力に欠けていました。

 オープニングムービーは優秀なのですが、ムービーに力を入れすぎている感じで、ストーリーは短く、コンピューターが弱いためすぐにクリアできてしまいます。強さの話で管理人の大好きなジェノブレイカーが優秀な能力なのはいいのですが、逆に他のゾイドを使いにくくしていました。ジェノザウラーやブレードライガーも強力で新型ゾイドが優遇されている印象を受けました。

 また、ゲーム進行が異常に遅く、イベントカードを使うたびにタイムラグがあったり、カード使用の有無のウィンドウが常に表示(タイムラグ有りで)され、進行上はやたらストレスが貯まります。フィーネなんか手札にもっていると毎回カード使用有無のウィンドウが表示されます。

 ストーリーが短く、ストレスの貯まるゲームという点では邪神復活 ジェノブレイカー編に近いと思われます。あちらほど欠点は多くないですが、その反面、利点も多くないです。
 
 個人的な改善点としては、オープニングムービーを簡略化して、その分の容量をストーリーに追加して、ゲーム進行を見直して、全カードとは言わないですが、せめて第4弾までのカードを収録して、ボスをゲームオリジナルステータスのデススティンガーにでもすれば、そこそこ面白いゲームになったの考えられます。


 ちなみにこのゲームでは敵の攻撃対象になった瞬間に「ホエールキング」や「陽動工作員」で射程を外し、攻撃をキャンセルさせることができますが、実際のゲームでは使用不可な使い方です。



←こちらが特典のシルバーライガーゼロとクリアーデススティンガーフィギア。実際のゾイドコマがベースに作られた限定特典。ライガーゼロは裏技でのみ登場し、デススティンガーは一応、ラスボスとして4体で登場しますが、非常に弱くて、ジェノブレイカーやジェノザウラー1体で撃破できます。

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