ゾイドインフィニティ フューザーズ

ジャンル=アクション 機種=プレイステーション2
オススメ度 ★★


管理人レビュー

アーケードモードは楽しかったです。

 …とだけ言ってレビューを終わりにしたくなるゲームでした。管理人の購入前から噂である程度は理解していましたが、やはりゲームとしてはオススメできるものではありませんでした。また、ここでは管理人はアーケード版をプレイした人間としてレビューを書いていますので、そのことをご了承ください。

 設定上ではアーケードで大人気を占めたゾイドインフィニティティをPS2に移植し、さらに家庭版を楽しめるようにストーリーモード、VSフューザーズモード、サバイバルモードを追加して出したソフトなのですが、どう考えてもアーケードモードが1番面白い仕様でした。管理人が元々アーケードプレイヤーということもありますが、このゲームは操作方法など基本的なことは似ていますが、アーケードモードと他のモードは完全に別ゲームになっています。

 ストーリーモードはランスを主人公にVS3のその後を描く、ストーリーなのですが、ゾイドサーガDSのウィルと同じくらいランスが中途半端なキャラクターで好きになれませんでした。ランスは分かりやすく言うと「劣化ビット」といった感じでしょうか?。フューザーズと中途半端にストーリーを関連付けていて、ストーリーが全体で出来の悪い話になっていました。

そもそもこのゲームシステムはアーケードプレイヤーから言わせると難点が多く
★画面の視点が機体寄りになりすぎて敵を捕捉しにくい
★機体のパラメーターが異常なゾイドが多い
★なぜか射撃攻撃までガードできる
★投げの演出が長く、意味不明なダメージが出る。
★バックステップ撃ちがやたら地面にめり込む
★ゴジュラス ジ オーガがいれば機体を変える必要もなく余裕でクリアできる

と言った不満点があります。特に異常なステータスは不安に感じたプレイヤーも多く、ハンティングで相手のゴジュラスがキャノン一発で爆破したり、衝撃値も貯まっていない状態でガードしたのに勝手にダウンしたり、投げがアーケードではあり得ないダメージ(場合によっては5000ぐらい)が出たりと何かと理解しにくい仕様が多いです。

 戦術的な意味では相手格闘ガード後などのバックステップ撃ちが全て地面にめり込む仕様になっていて、「相手が目の前にいるのに、どこに砲身を向けているんだ!」と言いたくなります。射撃攻撃もなぜかガードできるので、単純に威力の高い格闘でカウンター狙いか、当てやすく高威力な射撃をしていれば簡単にクリアできるゲームになっています。
 テクニック的な要素は無に等しく、ゴリ押しで勝てるゲームなので、防御力が高く、格闘、射撃が高威力のゴジュラス ジ オーガがいれば非常に簡単に進みますが、ゴジュラスは多少の被弾も気にせず、殴る、撃つのゲームだけの動きになってしまいプレイしていて楽しくないのが、正直な感想です。

 この仕様はアーケードモード以外の全てのモードで共通の仕様で、全てゴジュラスがいれば、「逃げる」が成功条件のステージ以外は何の苦労もしないでしょう。また、強制的にブラストルタイガーで出撃するステージがありますが、ブラストルタイガーは射撃武器が硬直のする武器が多いので、相手格闘ガード後のカウンター格闘で戦った方がいいでしょう。お約束のサーミックバーストも撃てますが、やはり硬直があるのでストーリーモードではセイスモのステージ以外では撃ちにくいかもしれません。

 全てのゾイドを出現させるにはストーリーモードの他にVSフューザーズモードとサバイバルモードもプレイする必要がありますが、ゲームシステムが問題なので、ヤル気も起きず、あまりプレイしていません。VSフューザーズモードは単なる8人勝ち抜きのタイムを競うモードで、サイバイバルモードは一つの勢力を選択して、ニカイドス島を制覇するシステムなのですが、1回、格闘や射撃するだけで大破するハリボテのようなゾイドが相手なのでやはり楽しくありませんでした。


さてアーケードモードですが、他のモードとは別ゲームで初代ゾイドインフィニティの懐かしさがあり非常に楽しめました。

アーケードでは初代ゾイドインフィニティ>>>次作のゾイドインフィニティEX

 なのでゾイドインフィニティEXにはないスリルあるスピード感でプレイできます。パラメーターは修正前になっており、一部の機体が非常に強力になっています。かつてのエナジーライガーのあのEN回復も当然、残っていて、操縦していて楽しかったです。他のブレード機体で多段ブレードも使用可能です。
 しかし、アーケードモードにも難点はあります。まず、2ラウンド90秒設定を変えられない上、乗り換えるたびに装備武器を再設定しなくてはいけない仕様。他にもやはりツインスティックと違って、コントローラー上での操作はしにくく、イエーガーやライトニングサイクスなどのほどんどHBしないで、ひたすら旋回する機体やブレード展開は操作しにくいです。

 …とはいえそんな難点も埋めてくれるほどの良ゲームなのでここだけで評価すればオススメ度は★★★★となるでしょう。ちなみにこのゲーム内のライガーゼロファルコンや凱龍輝などのアーケード未登場ゾイドが一部 次作のゾイドインフィニティEXに登場しています。次作の新規ゾイドを出すためのテスト的な要素もあったと思います。ゾイドインフィニティEXについては専用ページで詳しく掲載しています。

 アーケードプレイヤーからは何かと不満の多いゲームですが、かつての初代ゾイドインフィニティが家庭で楽しめる点だけは評価が高いので、ゾイドインフィニティEXのモッサリ挙動に飽きたプレイヤーはプレイしてみてはいかがでしょうか?



←シンカー。公式ファンブックの設定欄などを見ても格闘が強いゾイドではないのですが、本ゲーム内の格闘はゴジュラス・ジ・オーガよりも強く。出が早くリーチが長い格闘で3000越えのダメージを叩き出します。
 写真はキットのシンカー。定価600円のゼンマイ走行ゾイド。灰色のタンクの中には発泡スチロールが入っていて水上に浮きます。

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