ゾイド2 ゼネバスの逆襲

ジャンル=RPG 機種=ファミコン オススメ度 ★★★


管理人レビュー


 銀行はどこだぁー!

 前述の通り、前作のゾイド 中央大陸の戦いの基本システムをそのままにキレイなグラフィックでより遊びやすく(?)なったと思います。ファミリーコンピューターという旧式のハードですが、ゲーム自体は面白く、ハードの違いを考えても本サイトゲームレビュー内のオススメ度★★以下には十分匹敵するゲームだと思います(しかし、通常プレイでの難易度は最高レベル)


 ストーリーは共和国をメインとしたもので構成され、帝国の脅威を描いたものになっています。主人公も前作と同じく共和国の軍人です(名前は任意で入力可能)。へリック皇帝とゼネバス皇帝の関係、帝国の逆襲により破壊される共和国の町などストーリー性があり面白かったです。

 登場ゾイドは敵味方共に前作よりも増えました。大型ゾイドはマッドサンダーが登場(しかし、このゲームに格闘はなく、反荷電粒子シールドも再現されていません)、他に通常戦闘やゾイドショップで小型ゾイドの大幅な追加が確認できました。

 町のグラフィックも格段によくなり、前作の普通にゴジュラスが町を歩いていたものから、人間グラフィックとなり、町の人たちも男性、女性、軍人、老人、司令官などとバリエーションが出ました。町にいる司令官はセーブポイントとなっていてソフト内に進行状況をセーブすることができます。しかし、町によっては司令官が悪役だったり、イベントで帝国軍によって町の人が皆殺しにされてしまいセーブできず、前の町まで戻る必要もありました。

 文頭の銀行については、本ゲームのお金は基本的に全て戦闘終了後に報酬として主人公の口座に振り込まれます。なので町の銀行でお金を引き出す必要があるのですが、町によっては補給所(修理屋※有料)、武器、防具屋があるのに銀行がなかったり、司令官同様に帝国軍に銀行員も殺されてしまいお金を引き出せないことがありました(銀行なので「あずける」のコマンドもありましたが、特に利子が付くわけでもなく必要ありませんでした)。

 戦闘画面の基本システムそのままですが、横スクロール仕様や敵の登場数などが変更されました。真正面から戦うと敵の攻撃力が高く苦戦することが多いのですが、横スクロールを上手く使うことで相手に一方的に攻撃することができます。終盤での敵の攻撃力は非常に高く、デスザウラーの前ではゴジュラスでさえも一撃で戦闘不能となります(このゲームでは一度戦闘不能となると2度と復活しないため大型ゾイドがやられたときは本体リセットが有効です)。

 難易度については普通にプレイしたら全ゾイドゲーム中最も高いと思います。相変われずMAPは広く、隠し通路や洞窟の入り口を見つけるのに特にヒントもなかったり(あっても正解には程遠いもの)、操作しにくい3D迷路、町によっては銀行がなくお金があっても修理できないなどが挙げられます。管理人は攻略サイトを常時見ながらプレイしたのでストーリーが楽しめましたが、何も見ずに普通にプレイしていてはストーリーを楽しむ前に止めてしまうでしょう。


 とはいえ一連のストーリーは楽しめるものだと思います。現在はインターネットが復旧していて攻略本なしでも攻略サイトのおかげで快適にプレイできますので旧作品ですが、プレイしてみてはいかがでしょうか?


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