ゾイドバトルコロシアム

ジャンル=カード 機種=DS オススメ度 ★★


管理人レビュー

ゾイドコア超活性が嫌いになりました。

ゾイドインフィニティフューザーズの時と同様に、管理人は先にアーケードのカードコロシアムをプレイしているため、相違点が多かったです。また、こちらはアーケードのコロシアムを再現したモードもなく、ゲームオリジナルのルールで進行します。DSの性能をよく出している工夫も見られましたが、個人的にはアーケード版のルールの方がよかったです。


 登場キャラは主人公側のラコル、テルに加えてリンが登場。リンの登場により、ゾイドダッシュの時にはなかった楽しい会話が展開していました。敵役(あまり敵という感じもしなかったですが)のレッタ、ルウ、ノートンたちもゲームオリジナルキャラとして登場。おなじみのアニメキャラに加えて、妄想戦記からセリカ、バックスたちが登場!ストーリーを盛り上げてくれました。

 ストーリーは現実世界から突然、ゲームの世界に飛ばされたラコルたちが、元の世界に戻るため、神秘のチップを求めてバトルをするというストーリーになっています。
 戦う相手は敵役だけでなく、様々なキャラクターたちとのバトルが待っています。本来バトルを望まないキャラクターも強制参加で、力試しとして、敵にだまされて、金のため、特に理由はないけど、セリカが相手を挑発してなどの理由でバトルに発展します。
 ストーリー自体は短いですが、ストーリー中、敵味方関係なくコミカルな演出があり、話を聞いていて面白かったです。ちなみにストーリ内の世界はそれぞれのアニメの世界が一つになったオリジナルの世界になっています。

 登場ゾイドはセカンドで登場したムゲンライガーやバイオティラノをはじめ人気ゾイドが60種ほど登場しています。とはいえ実際にはバリエーションチェンジの機体も含んでいるので、思っていたよりもかなり少なかったです。ゲームオリジナルゾイドとしてはライガーゼロDASH、デスザウラーGなどが登場しています。注意点として、コロシアムセカンドに登場したゾイドが出ているものの、ゲームシステムはコロシアムセカンドではないので注意。

 グラフィックは優秀で、アーケード版には劣りますが、迫力ある3DCGだったと思います。DSの性能としては十分だと思いますが、細部で見ていくとゾイドの装甲がカクカクになっている部分も見られました。中でもバイオヴォルケーノは目と全体のプロポーションが悪かったと思いました。他に会話時に出るキャラクターのアイコンはとてもキレイでした。

 バトルシステムはアーケードのコロシアムが元になっていますが、前述のとおり、オリジナルのルールが採用されていて、遊びやすい点も見られましたが、個人的には敵が強くなってもいいのでアーケード版のルールの方がよかったです。アイコでお互いのHPが減らないことやチャージ攻撃の最高が2倍と普段、アーケードでプレイしていた人にとっては物足りないかもしれません。

 オリジナルルールの採用で、全体の難易度は低めに設定されていると思います。バトルは負けてもチップが手に入り、何度でも再戦ができます。また、場面によっては勝敗に関係なく会話が進むこともありました。ただし、ゲーム終盤のブラッディデスザウラー、ブラッディバイオティラノ、デスザウラーGは強く(正確には強いというよりゾイドコア超活性がウザすぎる)、何度もリトライしました。

 ゲームの操作は全てタッチペンで行い、十字キーや他のボタンは使用しません。片手でお手軽にプレイできますが、チャージ攻撃の画面をこする仕様は面倒でした。また、戦闘中は中断することはできないので、どんなに不利な状況でも最後まで戦わなくてはいけなくてなりませんでした。他に気になった点として、DS本体を閉じてもスリープモードに入らず、そのままゲームが続行しますので、バトル中は手が離せませんでした。

 他にも難点として、ゲームシステムが単純で飽き易い点、同じチップが何度も出て集めにくい点、ゲーム中に選択できるモードが少ない点、Ziガールの出現条件などが目立ちました。上記の不安点を改善し、アーケード版を再現した「アーケードモード」などを加えたりするとよりよいゲームになったと思います。


おまけ 超活性持ちの倒し方

ストーリー終盤近くで登場するブラッディデスザウラー、ブラッディバイオティラノ、そしてラスボスのデスザウラーGは全てバトルレベルオーバーにもかかわらず、ゾイドコア超活性を確定で決めてくるため、非常に強い(ウザイ)です。さらに、こちらがどんなジャンケンの組み合わせを選んでも、お互いが同じ色の攻撃をした場合は必ず相手が勝つ組み合わせで戦うことになるため、チャージ攻撃も狙いにくく、かなりの長期戦になります。

 デッキはバトルレベルを20に揃え、ゾイドのレベルは高くしましょう。オススメバトルチャンスはビーム反射シールドがオススメです。3体ともチャージ攻撃がビーム属性のため、反射させて、チャージ攻撃分の2000前後のダメージを相手に与えることが出来ます。ただし、ビーム反射シールドはレベルと発動条件がアーケード版と違っているので注意。また、発動条件が揃ったら、こちらもチャージ攻撃を狙いましょう。パイロットはゾイドとバトルチャンスを決めてからレベル20になるようなパイロットを選びます。当然、相手の苦手なパイロット属性にすることを忘れずに。

 実際にはジャンケン勝負なので対策をしても全く勝てなかったり、対策などしていないのに簡単に勝ってしまうこともあります。チップ収集より優先して倒したい場合には不利になったらリセットも有効です。頑張って倒してみてください。



←デスザウラー。ゲーム終盤でプロイツェン、レグラムが搭乗(使用)するレベル10のハイパーレアのカード。バトルチャンスに超活性を持ち、6800前後の非常に高いHPと圧倒的な攻撃力でプレイヤーを苦しめる機体。ゲーム中、最大の難関といえるでしょう。

 写真のものはゾイドメダルコレクションのデスザウラー。定価200前後のメダルで、人気ゾイド数種類がラインナップされました。写真の色はブロンズカラーですが、他にゴールド、シルバーのカラーリングが存在しました。

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