ゾイドバトルカードゲーム
キルシェ・ハルトリーゲル

 今回はゾイドバトルカードゲームの「キルシェ・ハルトリーゲル」について語る。

 こちらはブースターパック1のパイロットカードで、砂適性を持つゾイドには砂か平地にいる時は命中判定−1し、さらにレブラプターに乗った時はHP+200、移動力5の直進+1します。

 う〜ん。強いんですか?

 強過ぎるぞ!!

 砂か平地にいる時、常時命中判定−1はやり過ぎだろ。

 レブラプター専用パイロットのように思えますが、砂適性さえ持っていれば、サイズ制限無しでジェノブレイカーでもデススティンガーでも搭乗して能力を発揮します。命中判定が重要なゲームでこの能力と柔軟性は危険とも言えます。

 そもそも適正地形にいれば命中判定−1で、キルシェの能力で砂にいれば命中判定−1、さらにスモークディスチャージャーなんか付けられたら追加で常時命中判定−1。

合計命中判定−3という化物が出来上がる!

 …命中判定−3?

 つまり命中判定のサイコロで6が出なければ当たらないということです。

 スパロボとかのTVゲームならその回避率でもいいのだが、対人のカードゲームでこの回避率はダレるぞ。

 

私なら怒って相手の顔面にサイコロを投げる!

 皆さんはマナーを守ってプレイしてください。

 ただ、対人でやるとかなり白けるような気もします。強いのは間違いないのですが、試合がやたら長引きますし、お互いその試合が面白いかと言われると微妙ですね。カジュアル対戦でも途中で飽きてしまうかもしれません。

 つまり?

 つまり初代ポケモンで「かげぶんしん」ガン積みの試合はやってて、見てて面白いかと言うことだ。

 …いつもながら特定の世代にしか分からないことを。

 対策とかないのですか?

 キルシェ自身をトラッシュしたり、砂から引きずり出したり、命中判定の必要ない攻撃などで対応可能です。また、どんなに回避率を上げても必中の前には無力でしょう。

 対策が無いわけではないが強すぎる。ブースター1のカードだから調整不足だったのかもな。まぁ、もっともブースター6でも調整不足のままだったが。

 弱いカードはどこまでも弱く、強いカードとはどこまでも強いですね。

 解説を聞く分には面白いですが

 キルシェをデススティンガーに乗せて「…破壊する…全てを破壊する」と叫びたくなるのは私だけでないはずだ!!

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